オアハカの隣、チアパス州のTapachula(タパチュラ)のタマレス

オアハカから車で8時間くらいかかりますが、少し前にタパチュラという街に行って来ました。

友人の親戚が亡くなってしまったとの事で僕も同席する事に。

いつもオアハカまでは来るのですが、チアパスには行った事が無かったので、どんな料理があるのか好奇心いっぱいでした。

それと僕はオアハカでしかタマレスを食べた事が無かったのでこの機会にチアパス特有のタマレスを食べてみる事にしました。

 

タマレス(Tamales)とは

タマレスとはトウモロコシの葉っぱやバナナの葉っぱにトウモロコシで出来たマサを包んで蒸したもの、僕たちで言うチマキのようなものです。

メキシコ人は特にこのタマレスという食べ物がとても好きでprehispanico以前から食べられている歴史の深いアントヒートスです。

この料理にはラードが欠かせないのですが、スペイン人が来る前は豚はアメリカ大陸にはいませんでしたので、ラードや肉は使わず、基本的には唐辛子、カボチャ、豆などの野菜だけでタマレスを作っていました。

そして場所によっては元々アメリカ大陸にいた七面鳥や猪、鹿、ウサギ、イグアナ、魚やエビなどでタマレスを作っていたようです。

この辺りのタマレスは特に種類が豊富で色々な種類が売られていて、オアハカのそれとは少し違うタマレスもあります。

Tamal de Cambray(タマルデカンブライ)

オアハカにも存在するタマレスですが、中に入るものが少し違います。基本的にはジャガイモ、人参、レーズン、豚肉か鶏肉、チアパスの方が甘めだと思います。オアハカのイスモ地方ではさらにアーモンドやオリーブが入ります。

 

Tamal de bola(タマルデボラ)

名前の通り少し球状になっているタマレスです。

基本的には豚肉で、赤いトマトのサルサが入っています。

Tamal de Mole(タマルデモレ)

チアパスのモレを使ったタマレスです。

 

 

Tamal de Iguana(タマルデイグアナ)

この写真はオアハカで食べたタマレスですが、チアパスにもイグアナのタマレスもあります。

イグアナはタパチュラでは普通に道路にいてびっくりしましたが、野生のイグアナは食べる事は禁止されているみたいです。

 

チアパスはオアハカの隣という事もあり、非常に文化がよく似ていると思いました。ただチアパスと言っても広いので、今度は海沿いではなく山の方にも行きたいと思っています。