去年メキシコから帰国してからお世話になっていた、広尾のEAT PLAY WORKSにあるOXOMOCO（オショモコ）での仕事を卒業しました。

元々はお世話になってる先輩の紹介で、元NYの三ツ星レストランJean-Georges（ジャンジョルジュ）でスーシェフ、Jean-Georges Tokyoでもシェフをしていたシェフと知り合い、シェフのご好意で独立の前に少しお手伝いさせて頂いていました。

OXOMOCO（オショモコ）はシェフのJean-Georges時代の親友が独立してNYに出したお店で、開店から僅か半年で一ツ星を獲得した事で話題のレストラン。

トラディショナルなメキシコの郷土料理を勉強していた僕にとってはとても革新的で最先端の料理だったのでとても良い刺激で楽しく仕事が出来ました。

それにOXOMOCO（オショモコ）には才能溢れる若き料理人が2人いて、1人はJean-Georgesでも働いていたフレンチ出身のシェフ、もう1人はUNION SQUARE TOKYOで働いていたアメリカ料理出身のシェフだったので、トラディショナルなメキシコ料理を勉強していた僕ととても良いバランスでお互いを刺激し合えたんじゃないかと思います。

それに他のスタッフもイタリアでも修行した優秀なピザ職人がいたり、アメリカ人のシェフがいたりと国際色豊かで楽しかったです。

本当に人にも環境にも恵まれていたと思います。

そして世界の星付きのレストランの味を知れたのはかなり良い経験になりました。

この料理をフレンチ出身のシェフはこういう解釈で、こういうテクニックで作るんだ、というのがとても面白く、また、僕が今まで自己流で賄いでやって来たテクニックを使ってたりと、自分のやって来た道の答え合わせにもなった気がします。

元々僕はメキシコのトラディショナルが好きで、それを日本に伝えたいと思っていますが、何料理でも料理は料理。OXOMOCOのみんなのおかげで間違いなく視野が広がりました。

僕はこれから新しい挑戦の為に今回OXOMOCOを卒業しますが、とても素晴らしい最先端のメキシカンレストランが広尾に出来てとても嬉しいし、さらなる発展を願っています。

ありがとうございました。