Barrio Gold Records 20th Anniversary

懇意にして下さっている宮田さんの会社の20周年パーティに参加させて頂きました。

宮田さんはチカーノや中南米の音楽を日本に広めている第一人者でして、とても尊敬しているカッコいい大先輩の1人です。

わたくしも10代の頃からチカーノギャングやローライダーの文化に影響を受け、チームの真似事などしていた時期もありました。

チカーノとは、メキシコ系アメリカ人の事ですが、語源はチワワ州のメヒカーノを略して使い始めたと言われています。(諸説あります)

はじめはメキシコ系労働者達を軽蔑語として使い始めたのが、今はチカーノと言う事が彼等の民族の誇りになってたりもするみたいです。

僕は元々アメリカインディアンが好きなのですが、彼等もまた差別用語だったインディアンと言う言葉に今は民族としての誇りを持っている、と本で読んだ事があったので似てると言うか、同じだ!と思いました。

それに日本ではチカーノやローライダー=Hip Hopというイメージがあったりしますが、本来はもっとOldieでメロウなSoulを好んで聴いてたりするのを知って、今までの概念が覆りました。

僕もまだまだ全然理解できた訳では無いですが、チカーノというメヒコにアイデンティティを持つ誇り高い素晴らしい文化を宮田さんから教えてもらっています。

尊敬する宮田さんに感謝の気持ちを伝えたいと思い、チカーノ達にも愛されているモチーフ、2Faceのオブジェをプレゼントさせて頂きました。

Smile now, Cry later

今は笑って泣くのは後。

何か辛い事があってもHOMIE達の前では笑い、後で誰も見てないところで涙を流す、と言う昔のチカーノ達のマチスモ的な価値観の中で生まれた表現のようです。

会社をやっていると、楽しい事も辛い事もきっとあると思います。

チカーノは日本人に誤解されたイメージもある事でしょうし、苦悩する事もあるかもしれません。

そんな中でリアリティのあるチカーノ文化を伝えたい、と日本で唯一無二のレーベルを立ち上げ、音楽で人を笑顔にしているのはもはや尊い事だと思います。

そんな気持ちを込めて制作しました。

20周年、本当におめでとうございます。益々のご活躍を楽しみにしています。

Barrio Gold Records