メキシコのユカタン半島のマヤ料理

ユカタン半島にはマヤの時代からの料理が色濃く残っています。

メキシコの中でも独特で、ユカタンに来ないと食べられない料理も沢山あります。

その中でもいくつか有名なものを紹介しようと思います。

 

Cochinita Pibil(コチニータピビル)

ユカタンの料理で1番有名なのが、このコチニータピビルという料理です。

豚肉をアチオテ(ベニノキの実)という香辛料をベースにオレンジなどの柑橘類で下味をつけ、バナナの皮で包んで地中に埋めて蒸し焼きした料理。

ユカタンではこのPib(ピブ)と呼ばれる地中のオーブンで作るのが伝統的です。

 

Sopa de Lima(ソパデリマ)

リマというユカタン半島の柑橘類を使ったさっぱりとしたライムのスープです。

メキシコのレモンよりも酸味がキツく無くて独特の風味を持ったライムです。

中にはトルティージャをあげたものが入っていて、さっぱりしてる中にもコクのあるスープです。

 

Pavo en Relleno Negro(レジェーノネグロ)

七面鳥を、レカドネグロという黒いペーストを作って煮込んだ料理です。

ユカタンでは、レカドネグロ、レカドロホ、など香辛料をペースト状にして料理に使います。

それに、豚ひき肉でスコッチエッグの様なものを作り、さらに茹で卵を添えます。

 

Poc Chuc(ポックチュック)

豚肉の薄切りのステーキです。

味付けには、ナランハアグリアというオレンジよりも酸味の強い、ユカタンならではの柑橘類を使います。

付け合わせにcebolla asada(セボジャアサダ)玉ねぎをローストしたものと、chiltomate(チルトマテ)というサルサを添えます。

それにFrijol Coladoという黒豆のスープを付けるのが決まりになっています。

Queso Relleno(ケソレジェーノ)

ユカタンではQueso de bolaと言い、オランダのエダムチーズの中にひき肉を詰めた料理。

チーズを沢山使っているので、チーズ好きには堪らない料理です。

ヨーロッパの文化を感じるユカタン半島ならではの料理だと思います。

SikilPac(シキルパック)

すりつぶしたカボチャの種とトマトがベースのソースです。

ワカモレの様にトトッポですくって食べる前菜。

どこのレストランに行っても最初に出てくる位定番の前菜です。

 

Pavo en Escabeche oriental(パボエンエスカベッチェオリエンタル)

七面鳥をナランハアグリアやスパイスで煮込んだ料理です。

ヘビーな料理を食べて胃がもたれている時にとてもおすすめ。

さっぱりと食べられます。

僕はこの料理が1番好きです。

 

Papadzules(パパズーレス)

茹で卵をトルティージャで巻いて、カボチャの種のソースと、トマトソースをかけた料理です。

 

まだまだ沢山の料理がありますが、代表的なのはこんな所かと思います。

ユカタンの料理もとても奥が深くまだまだ知らない事が沢山ありますが、少しづつ勉強して行きたいと思います。