オアハカのイスモ地方、Juchitan(フチタン)の食文化

オアハカの中でも海沿いの方にイスモと呼ばれる場所があり、食文化も少し独特だったりします。

イスモ地方とは

オアハカ州は一般的に8つの地域に分けられます。

イスモ地方はその中の1つですが、その他の地域もそれぞれ少しずつ異なった文化を持っていて非常に興味深いです。

まずイスモはオアハカの南東に位置していて海もあるので海鮮を良く食べます。

さらには気候が暑すぎるので保存食の文化が発達していて、日本の干物のような魚や干し海老を食べたります。

きっとそのような要因が僕がイスモ地方に惹かれる理由であると思われます。

また、メキシコの有名な画家、フリーダ・カーロがよく着ていた衣装が有名で、この辺りはムシェの文化が存在します。

ムシェとは

ムシェとは簡単に言うとおかま、の事です。

おかまというと差別用語だとゲイの友人に怒られますが、オアハカでもおかま、という言葉を知ってる人が僕の周りには多く、おかま!おかま!と言って喜んでいました。

ただイスモでは差別とかそういう事はなく、社会的にムシェという立場が認められているそうです。男、女、ムシェ、という訳です。

ムシェは男と女の神、両方を宿しているとされているらしく、イスモの方では家族にムシェがいると大変喜ばれるらしいです。

 

イスモ地方の料理

イスモは海沿いという事もあり、海鮮が充実しています。

Ombligo de Liza(ボラのおへそ)

 

この魚はLizaと言って日本で言うボラに当たります。

これはボラの内臓ですが、このように串にさして焼いたりします。

Jaiba al mojo de ajo(かにのニンニク炒め)

 

美味しいですが、殻つきなので食べるのが大変です。

Huevo de Tortuga(ウミガメの卵)

本当はウミガメのスープが飲みたかったのですが、今はウミガメを獲るのは禁止されているらしく卵しかありませんでした。

非常に濃厚で1つ食べただけで栄養満点、という感じです。

Ensalada de Macabil(マカビルのサラダ)

これはマカビルというさつま揚げに似た魚のすり身を揚げたものを使ったサラダです。

Huevas Fritas(ボラの卵のフライ)

日本ではボラの卵を塩漬けにして唐墨を作りますが、メキシコでは油で揚げて食べるのが一般的です。

聞いた所によると日本みたいに干して唐墨みたいなものもあるそうです。

せっかくなので、ボラの卵を買って唐墨を作ってみました。

初めて作ったので思うように色が出ませんでしたが、良い経験になりました。

spaghetti alla bottarga di muggine(カラスミのパスタ。イタリア料理です)

そしてこれはメキシコ料理ではありませんが、オアハカの食材でと自家製の唐墨で作ったカラスミパスタ。

大変美味しく頂きました。