メキシコの独立記念日

メキシコでは9月16日が独立記念日です。

メキシコシティでは前日の15日、午後11時くらいから大統領によるセレモニーがあり、Viva Mexicoと叫ぶのがお決まりとなっていて、オアハカでもそれに合わせてソカロ周辺は通常賑わっています。

また、メキシコシティやプエブラなどでは独立記念日にChiles en Nogada(チレスエンノガダ)という、唐辛子のひき肉詰めに、クルミのサルサをかけ、ザクロを散らした料理を食べます。

 

これはザクロの赤、パセリや唐辛子の緑、サルサの白で、メキシコの国旗を表しています。

オアハカの人は通常この料理はあまり食べませんが、観光客向けにレストランではこぞってこの料理を作り始めます。

少し甘めのこの料理、賛否両論ありますがきちんと作ったら本当に美味しい料理です。

今回、この料理に使う、チレ・ポブラノという唐辛子のフレッシュが手に入ったので、何か作りたいなと思いました。

山梨でメキシコ料理を広めてる僕の親友が唐辛子も作っていて、収穫したからと、師匠のお店に送ってくれたのです。

ただ、ポブラノが手に入ったからチレスエンノガダというのも安直すぎるし、元々反骨精神が旺盛で人と同じ事をするのが嫌いな僕はなんだかあまりそれを作る意欲が湧きませんでした。

それなら僕なりのメキシコを表現しようと思い、最高に美味しい赤と緑のサルサを作り、国旗に見立てました。

まかないですし、完全にチャレンジ料理ですが煮詰めればこのアイディアは使えると思いました。

こんな感じで毎年メキシコのトラディショナルに挑戦を挑むのも悪くは無いかなと思います。